Jan 27, 2009

鈴木漠詩集『車輪』(1968)より〈塔〉後半部分

すべてはもえるなつくさのむこうで
ゆるやかにとうのはだをぬらすあめ
むしたちのよぶこえみずのしたたり
ひかりとたわむれるとりけものたち
たましいをまねきよせるあのけはい
うたわれているこのはのこもりうた
だがゆびのあいだまだゆれるほのお
すべてはもえるなつくさのむこうで

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